風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その240)

『周辺機器で稼ぐための肝は、いかにそれを悟らせないかである』


 お、今月もガイバー載ってる。(挨拶@載ってないのが普通と思わせる凄まじさ)


 昨日と同じような天気だが、雨はなし。気温も同じくらいだが、朝の冷え込みは幾分和らいでいた。
 プリンタのインクカートリッジを購入してきた(自分のものではない)。個人的に滅多に買わないものなので、数千円という予想はつけながらも、一体どのくらいの値段なのか知らなかったのだが、4色セットで\3,640だった。――――意外に高い。
 プリンタ本体の値段が\1〜2万(not 複合機)とすると、頻繁に印刷する人ならあっという間にインク代が本体の値段を上回ることになる。なるほど、家庭用ゲーム機と同じで本体以外で儲ける商品なのだな、と妙な感心をしたのだが、考えてみればPCだってそういう類の商品だ。\20万以上する高級機だって、同レベルのスペックのみを追求して自作すれば\10万程度で組み上がる。つまりソフトやPCI(-E)カード(と付属モニタ)の値が張っているということになる。これらは基本的にPC本体とは言えない周辺機器の類だ。不必要なものも山ほど入っている。抱き合わせ商品といっても過言ではないだろう。しかし多くの消費者はそのことを知らない。あんまり良心的な商売ではないことは言うまでもないだが…。


 もっとも、消費者がそれを知ってもあまり問題視しないことが現状を維持し続けているのも間違いない。問題視できるような知識に欠けていることが最大の要因だが、しかし大多数の人はそういった知識を得る労力を払うことを拒むだろう。労力を払うくらいなら金を払う。そういう心根なのだ。