風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その50)

『労を払う意志がサイトを長生きさせる』


 食べない。(挨拶@と言いつつちゃんと冷凍庫にしまう両儀式さん)


 昨夜からの雨はどんどん強まり、午前中は強風と豪雨で大荒れ。しかし正午前には雨風共に治まった。その後は曇り。湿度がこの時期にしては異様に高く、気温は20℃少しだったにも関わらずやや暑く感じられた。
 数年前から簡単にブログを公開できるようになり、多くの人が個人サイトを公開してその総数は異様なものとなった。しかし最近はピークも過ぎ、徐々にその数を減らしているように思うし、長く続いているものも、営利目的で公開されているものを除けば、その更新頻度は下がっているように思われる(あくまで風鈴製作者の見ている範囲内の話だが)。特に漫画家や小説家、シナリオライタ、イラストレータ、作曲家などが個人で公開しているブログ(サイト)は、始めの頃こそ自身の作品を掲載したり、日常で起こったことを書き連ねたりしていたが、全体的に見るとそれも徐々に更新頻度が低くなり、完全に放置されているものも少なくない。まあ元々、文章が得意ではない人が毎日のように日常を面白おかしく表現することは難しいだろうし、同時にサイトのデザインや運営も一定の知識とセンスを必要とするのだから仕方がないとも言えるが。
 随分前に(少なくとも7年以上前)どこかで、一個人で長期間有益なサイトを運営することは非常に難しい、という内容のコラムを読んだことがあった。考えてみれば当たり前なことで、日々の生活に追われ、特化した能力や趣味を持つ人間が少ないこの国において、有益なものを提供できるだけのバイタリティを持ち、かつそれを積極的に長期間に渡って公開するアクティブさを持つ人間は稀だ。表現上のセンスの必要性も考えると、次々に現れ、飽和した個人サイト群が消えていくのは自明なのだろう。


 個人サイトは大きく分けて評論と情報、趣味と仕事の4つに分かれる。前者2つは労力を惜しまなければ誰にもでもできるが、その分、早々に飽きてしまうのもこの2つだ。一方、後者2つは本人がそれを辞めない限り提供するものは生まれてくるので、(更新頻度はともかく)長期に渡って運営しやすいのはこちらだろう。もちろん無理にサイトのモチーフを固定する必要はないのだが(風鈴製作者は無理はしない)。


追記
劇場版 空の境界-俯瞰風景-』届いたー。