『同じことを繰り返すことと、前提条件を盛り込むことは、まったく別のことだ』
※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。
なんかブルーレイが勝ちそうですよ。(挨拶@ワーナー離脱その他)
おおむね晴天だったが、気温は昨日や一昨日ほどには上がらず。とても冬らしい天気だった。
PS3が20GBと60GBモデルを今月で国内出荷を終了すると、オフィシャルページで告知している。今後は40Gモデルのみの出荷となるらしい。――――PS3終了ですか?
家庭用ゲーム機に少しばかりの興味を持っている人間なら誰でも知っていることだが、PS3の40GBモデルはPS2ソフトとの互換性が無い。20GBと60GBの互換性にもかなりの問題点があったのだが、アップデートで徐々に良くなっていたものをここに来て放棄するというのは、旧来のゲーマーを切り捨てることとと同義だろう。少なくとも、現在所有しているPS2が壊れる → PS3を購入、という流れが無くなるのだから、PS3単体で見た場合、より一層の苦戦が強いられることは目に見えている。下位機種との互換性の重要性というのはPS2とDCの販売競争で明白である(もちろん安価なDVD再生機という側面もあったが)。それはWiiやDSにおいても導入された、販売戦略上の必須機能とすら言えるものだというのに、当のSCEIがこんな方針を採るとは、正直、呆れるばかりだ。(下記は各モデルの比較)
無線LAN/スロット/USB端子/PS2互換/PS1互換/質量/最大消費電力/色/定価
60GB ○ ○ 4個 ○ ○ 5kg 380W 黒 54,980円
20GB × × 4個 ○ ○ 5kg 380W 黒 44,980円
40GB ○ × 2個 × ○ 4.4kg 280W 白・黒 39,980円
目的としては在庫処理(65nmプロセッサへの速やかな移行のため)/新型PS2の販売促進/新たな上位機種(80GB〜PS2互換アリなど)の開発発表への布石などが考えられるが、どれを狙うにしても中途半端で的外れだろう。こんなことをするくらいなら、いっそのこと、PS1とも互換無しにして、PSの名前を捨ててしまえばいいのに…。
2006/9/15の日記に、PS3の購入は2年くらい様子を見る、と書いたのだが、2年どころか1年少しで、しかも値段云々の前に機能が理由でダメ出しすることになるとは予想外だ。“技術のSONY”の名が泣こうというものである。