風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(その43+365+347)

ユニコーンの角ではない

『なんというか、やはり名古屋は関西圏であろう』


 ※この日記は、風鈴製作者のそのときの気分によって内容が激変する可能性を孕んでいます。多趣味的人格(多重人格性とも言う)を認めない人にはきっと耐えられません。あしからず。


 のどかそのもの。(挨拶)


 朝6時前に起床する。やや曇っていたが、さして問題もなし。予定通り東京駅へ向かい、新幹線で名古屋へ。『特急ひだ』に乗り換えて岐阜県は高山まで行く。乗車時間は約4時間。改めて新幹線の速さを思い知る。
 現地は標高500m超のため、晴れていたが、とても涼しい。そこからバスに乗り、国道158号を東進。飛騨大鍾乳洞へ。ここには大橋コレクション館というものがあり、美術品や希少品の数々が展示されているのだが、最近、耳にした人も多いはずだ。この間、100kgの金塊を白昼堂々盗まれたところである。各階の入り口には係員の席があるし、そもそも展示品を持ち出すには、どうやっても館の正面入り口を通る必要がある。…入り口のすぐ脇にはチケット売り場があるのだが…。ちなみに画像はイッカクの角(正確には牙だが)。二角のものは珍しい。
 鍾乳洞に関してはヘリクタイト(捩れるように形成された鍾乳石)以外はそれほど珍しいものはない。他にはフローストーンがまま見られるくらいか。多分、単純な洞窟としては奥多摩の鍾乳洞の方が、一般人を感嘆させるだろう。
 ちなみにここには両面宿儺が籠もったという宿儺窟がある。両面宿儺が始めに現れた場所がこの辺りらしい。が、今は落石防止の工事中のため、立ち入り禁止。行こうと思う人は、電話などで確認をしたほうが良い。
 その後、駅前まで戻り、レンタサイクルで市内をブラブラと。高山城跡などは寝るには最適の環境だ。江戸時代途中で廃城となったので石垣などはほとんど残っていないが、本丸跡はとても落ち着く(ただし別に景色が良いわけではない)。
 高山市は場所の割りに開けている印象があった。ただ“住む”というだけなら、かなり良い環境ではあるまいか。もちろん仕事の問題はまた別だが。
 高山駅から、今度は高速バスで名古屋まで戻り、夜行バスで東京まで戻る予定だったが、時間が空いたので、地図を買い、フラフラと徒歩で名古屋城まで。すでに夜間だったため、中には入れず、遠目に眺めるだけ。建築的には興味があるが、今回はこれで充分。また来ればいいでしょう。


 名古屋駅まで戻る際には地下鉄を使ったが、日曜の夜とはいえ、やけに空いていた。それは名古屋駅も同様だ。あまり夜中まで遊びまわるような街ではないのかもしれない。どちらかというと高山からの高速バスから見た、国道沿いの方が、そういう印象があった。…というか電飾が派手すぎ。蛍光色を点滅させて“大人のおもちゃ”とかでかでかと掲げるのはどうなのよ?