風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(5年目その13)

『長く続いた雰囲気は、信条や信念に変わることがある』


 お前は今までに食べたパンの数を覚えているのか?(挨拶)


 寒くなったり暖かくなったり忙しい毎日。周囲では風邪引きさんが大量発生している。うつされないように気をつけないと。
 コミックやホビー、PC関連商品などを購入するために、頻繁に秋葉原に行くわけだが、ここ数年でいくつかのお店が潰れたり再編したりと、少しずつ店舗の入れ替わりが起きている。中でも顕著なのは、小規模ながらも旧来のPCパーツ店や電気店の閉店だ。あとは個人的には3店舗あったアソビットの統合だろうか。そういった流れには寂しい気持ちも少なからず抱くが、しかしそれも時代の流れや好不況の中で生き残れなかったという必然の出来事だ。あまり使いたくない言葉だが、仕方がない。
 ただそんな中で、現在、中央通り沿いには洋服の青○がやけに大きな店舗ビルを構え、アソビットキャラシティの跡地にはジーンズメ○トが12月に開店することにはある種の失笑的な感情を抱くことは否めない。多分、何年か前から秋葉原がマスコミに(意図的に装飾されて)取り上げられて、一時期、人通りが極端に多くなったことで出店を思い立ったのだと想像するが、正直、秋葉原にカジュアル服を買い求めに足を運ぶ人間が、今現在、どれほどいるだろうか。ましてや他の買い物のついでに、ちょっと何着か買おう、などというような安い買い物でもないし、不況下でそんな購買が望めるのはユニクロ程度には安価な商品だけではないだろうか。しかも例の事件が原因で歩行者天国が中止されて以来、物見遊山の人々はだいぶ姿を消している。大きな組織ほど迅速には動けないものだが、明らかに機を逸していると思うのだが…。
 観察している限り、青○はほぼ無策でただひたすらにセールを謳い、ジーン○メイトはメイドが接客するなどという、すでにやり尽くされたつまらないことをしようとしているらしい。なんとなく最近進出してきた各業界大手が目指している今後の秋葉原は、新宿のように量販店と服飾店と飲食店が立ち並ぶ街のような気がするが、それは難しいのではないかと思う。主に客層がそれを阻むのではなかろうか。


 最後に漫画の紹介。長らく漫画を読んでいると、なかなか、コレはっ!、という作品には出会えなくなるわけで、↓は本当に久しぶりに、ムラッ、ときた。主に性癖的な意味で(髪フェチでごめんなさい)。ゆえに紹介はするが、推薦はしない(苦笑)。