風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(5年目その8)

『まったく意思統一を図れない組織は瓦解して当然』


 限定5000枚のファイアボールDVDがなぜか7300枚売れる。(挨拶)


 いきなりだけど921,456,586まで伸びたんデスヨ。――――デススマイルズ2のスコアがなっ!(もう頑張れないとか腑抜けていた自分に、喝!)
 多分、10億5千万くらいまではできると思うのだけれど、以前、書いたとおり、トップクラスの人は12億越えらしいので、風鈴製作者にとってはまだまだ遠い世界。確かに理論上はそのくらいのスコアは出そうだが、誰しもそれが可能なわけではない。
 それはさておき、3日後の日曜には衆議院選挙がある。格別にどこかの党を応援しているわけではないが、世論調査などでは民主党の圧倒的勝利と予想されているらしい。しかし、仮にその通りになったからといって、急に世の中が良くなるわけはないし、景気だってもうしばらくは底を這いずったまま進み続ける。普通に世の中の構造や流れを観察していればその程度のことは容易に想像できるはずなのだが、奇妙なほどに世論は民主党に傾いているようだ。
 おそらくだが、実際に多くの人が民主党に政権を任せれば世の中が良くなると信じているわけではないだろう。それでも民主党が圧倒的優勢にあるのは、マスコミの印象操作もあるだろうし、いつまでも自民党に任せていても仕方がないから、という後ろ向きな発想 + 消去法による選別による支持も大きいだろうし、さらには日本人的な他人と同じことをしないと不安になるという民族的意識に支配された流れもそれを助長しているように思う。本当に、右に、左に、と極端になりやすい民族だなぁ、というのが個人的感想。本当に懲りない。
 別にそういう在り方を必ずしも否定するわけではない。そういう極端な行動に出やすい民族だからこそ意思統一もしやすく、国家の体をなして統治するには易いのである。だが、それで上手くいくのは外部との繋がりがまったく無いか、あるいはとても薄い場合だけだ。外部=主義や性質を異にする人々との交流が密になればなるほどに、無数の常識やシステムに対応する必要に迫られる。そういった場合に、0か1かなどというモノの考え方ではすぐに摩擦を生んでしまうのは明らかだ。この国の人間の幼児的なコミュニケーション下手(すぐにどもったり、正面から相手の顔を見て話せなかったり、ひたすらギャアギャアと喚きたてたり)はそういう民族性に一因があるのだろう。社会構造の変遷を見据えるならば、とっくに変わっていなければならない悪癖のはずなのだが、いまだに改まる様子はない。若い世代に少しだけその傾向が見えるので、やはりさらなる時間を持ってしてしか解決できない問題なのだろうか…。


 ところで個人的に自民党は、すでに党としての体を成していないと思っている。派閥や各勢力があるのはどういった組織でも当然のことなのだが、しかしそれらが一致団結して結束するということが、まったくない。今回の衆議院選だって、到底、まとまっているようには見えない。少なくとも昔の自民党はこうではなかったように思う。やはり絶対的権力を持った影の首領というか、昭和の妖怪みたいな人が軒並み引退したり亡くなってしまったのが原因ではなかろうか。――――まあ、滅多に一致団結しないのは民主党もまったく同じだけど。