風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その353)

『死んでもどうにかできることと、できないことがある』


 あなたなーらどーするー?(挨拶)


 昨日・一昨日も暑かったが、今日は異常。東京は快晴で最高気温23℃を記録するという暑さだった。ちょっと力仕事をすると汗をかく。仙台では24℃だったらしく、もちろん3月の気温としては観測史上最高気温。いや、マジで勘弁して…。


 “もしあなたがリアルで死んだら、誰がそれをオンラインゲーム仲間に知らせるのか”


 ある記事の見出しなのだが、少し興味を引かれたのは亡くなった男性の娘がネトゲのギルド仲間に死を伝えたというエピソードよりも、ある人物が急死した際に、各種パスワードなどの本人しか知り得ない重要な情報が分からなくなってしまう場合に備えて、何らかの形で本人が死亡したと判定した際に、予め登録された情報を家族や知人にEメールなどで送信するサービスが存在するということ。いまだビジネスモデルとしては成功しているとは言えないようだが、なるほど、そこそこに有望そうな商売ではある。
 現在ではまだまだネットワーク上のみの存在に対しては、資産的価値が認められているものが少ないのでなかなか理解されそうもないが、いずれはそういうものも価値を認められるようになる。そうなったときにそういう“情報資産”を円滑に誰かに譲るためには、管理仲介者が必要だ。将来的には弁護士がそういう業務も兼ねるかもしれない(少なくとも名乗りは挙げるだろう)が、彼らが現状、専門としている業務とは大きく異なると思うし、何より把握すべき範囲が膨大になってしまう。やはりある程度の専門性は必要になると思われる(簡単なパスワードくらいなら定期的な認証が行われなかった際にメールを送るソフトを利用すればいいけど)。


 予め身近な人に教えておけば良いと思っている人もいるみたいだが、残念ながらそういった管理情報を悪用する可能性が一番高いのはそういう近くにいる人たちである。何故なら、一番容易に悪用できてしまう立場だからだ。人間は誰もが魔が差すときがあるが、実行するかどうかは、それが容易かどうかに大きく左右される。