風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その329)

『成長の停止によって求められる最適化』


 この大ゴマの応酬はいつまで続くんスかね?(挨拶@BLEACH(1ページ当たり平均3.61コマ(扉絵除く)))


 昨晩から降り続いた雨は、予報では昼前には止む予定だったが、結局、夜までサラサラと降り続いていた。気温は低いが、湿度が高めでそれほど寒くは感じられない。
 人間の肉体の成長はだいたい二十歳前後で止まる。成長の停止は“死”を種の営みに組み込んだ生物ならば例外なく起こり、死ぬまで成長し続けることなどない。成長が止まれば、あとは衰えるだけだ。これは身体能力だけでなく、思考力も同じである。
 アスリートの方などは一見すると30代過ぎでも成長しているように見えるが、やはり純粋な身体能力の減衰を経験や、それに裏打ちされたテクニックでカバーしていることがほとんどだし、純粋な筋力などを競い続ける人も、必要な箇所の能力を維持するために他の部分を大きく損ない、総体としてはやはり衰えている。


 思考力も同じことで、歳を重ねるほどに馬鹿になるのが道理だ。ただ、成長が止まった後も、その時点で維持できている要素を組み替え、最適化することでより効率的な効果を発揮することはできる。