風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その326)

『何かを攻撃することは、如何なる場合においても美しいことなどではなく、そのように評価するのは意志や思想を同じくする者たちだけだ』


 社内で、社員は自社系列の商品を買うように、という通知が来たよ…。(挨拶)


 結局、雪は降らなかったみたい。気温は低く、雨は昼くらいまで降り続き、以後、曇り。14日同様、東北を前線を伴った低気圧が通過したので、南風が入り、夕方頃までにやや気温は上がったが、思ったほどではなかった。
 正義の戦い、などという使い古された呼称があるが、もちろんそんなものは言っている側だけに通用するものであって、相手方はもちろんのこと、第三者だってそんな正義は認めない。例えば、かつて攻撃を受けたから、という理由で相手を攻めればそれは単なる復讐であって、まあ理や義はあるのかもしれないが、少しでもやり過ぎればそれだって失われる。誰かのために戦う、というのだって、傍から見ればただの傲慢、ともすればワガママですらあるわけで、少なくとも美しく尊い行為だとは、到底、評価できない。これは暴力非暴力に関わらずだ。


 では一切戦うべきではないのかといえば、そういうことではない。そんなことをすれば喰い尽されるだけだ。重要なのは戦いそのものに美しさなど存在しないということだ。そんなものは当人たちだけが抱く幻想だ。現実において寓話的な英雄なんて存在しないし、存在できない。戦う者は泥を被るものだし、被ることを覚悟しなくてはならない。