風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その323)

情報弱者になし崩し的に損をさせるというのは詐欺に当たるのかどうか』


 ゾーマは勇(LV34)盗(LV34)武(LV32)賢(LV30)で撃破。(挨拶)


 平年並みの気候に逆戻り。気温は低く、やや風が強く、余計に寒く感じられる。しかし天気は快晴。日中の室内は暖かだった。
 最近は携帯電話が幅広い世代に普及し、一般電話はその役割を縮小し続けている。我が家でも家人はほとんどの用事を携帯で済ませているため、一般電話はたまにしか使用しない。…ただし、単にどこかからかかってくる場合に限っては、毎日のようにベルが鳴っている。その内の95%は勧誘の電話だが。
 普段、風鈴製作者は一般電話には出ない。勧誘ならば対応するのが面倒だし、本当に用事のある人ならば録音するだろうからだ(そもそも風鈴製作者宛の電話など、一般電話にはまずかかってこないし)。今日はベルが鳴った瞬間に、たまたま電話機の前にいたので、勧誘であることを承知で、なんとなく取ってみた。まあ、当然のように勧誘なわけで、以下にその会話を記載する。


「お住まいのリフォームをオススメしているのですが、お住まいに何か不満なことはございませんかぁ?」
「あなたのかけてきた、この電話が不満です」
「……」プツッ、ツー、ツー、ツー…


 まったく失礼である(どっちが?)。


 お墓の販売なども同様だが、こういった勧誘は何故か携帯電話にはかかってこない。おそらく携帯を持っていないような、出不精な高齢者がターゲットなのではないかと思われる。なるほど今どき電話での勧誘など効果のなさそうな販売法だが、一応、妥当性のあるやり方なのかもしれない。…明らかになし崩し的に契約させる詐欺的手法だが。