風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その320)

『“今”の人間が多すぎれば、その場は腐っていく』


 2月に半袖に一枚羽織れば充分な気候って…。(挨拶)


 北日本を前線を伴った低気圧が通過。それに沿って南風が入り、超暑い。全国100箇所以上で2月の観測史上最高気温を更新したらしい。天気は晴れ。都心では23℃ほどだったようだ。
 年末や年度末になるとそこかしこで値引きセールが頻繁に行われる。在庫管理上の問題など、小売店それぞれの思惑はあるだろうが、基本的に決算期内に少しでも売り上げを水増ししようというのが主な理由だ。ちょうど去年の今頃にも書いたが、売り上げで実績評価するのは過ちでしかないので、誉められたものではない。
 ただ、大きな実店舗を持たないネットショップでは、その性質上、実店舗以上の安さが求められている。店舗管理などに費用がかからない分、そういう部分での還元が望まれやすいし、送料の問題もあるので、なおさら販売価格を抑えなくては売れないようだ。しかしそれも過当競争状態にあるようで、どこもギリギリの価格をつけているし、商品の回転や倉庫代を鑑み、人気のない商品はすぐに投売りになったりしている。
 最近では消費者側もそれを見込んで、投売りになるまで買わない → 投売りになる+買う → 新商品が出るもどうせ投売りになるんだからやはり買わない、というスパイラル現象も見受けられ、あまり健全とは言えない状態だ。ちょっと良くない流れだな、と思う。


 しかし簡単にそんな投売り現象が起こるのも、本質的に不要な商品が氾濫しているからに過ぎない。生産者がまともなリサーチもせずに開発をしたり、小売では一時的にでも売り上げが上がればよいというその場凌ぎの経営観がまかり通っていることが全ての原因だ。