風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その317)

『効果よりも自己満足を見込んだ行動をしている時点で、その人は私的な活動をしているに過ぎない』


 “皇紀”ってどのくらいの日本人が知ってるかなぁ。(挨拶)


 昨日は少し暖かかったが、今日はまた真冬らしい天気。少し雲が多かったようだが。
 建国記念日である…らしい。毎年いろいろな場所でいろいろな人々が集って、肯定否定それぞれのイベントや集会を行っているようだ。その意図はイマイチ風鈴製作者には理解し難いが、おそらく何らかのしがらみや、あるいは何かにつけては存在をアピールしたい人々が運営しているのだろう。
 それは別に好きにすれば構わないと思う。しかしイベントを催して人を集めるだけ集めて、大前提となっている“きっかけ”のようなものと無関係な内容を語ったり見せたりするのは、おかしなことをしているな、とは感じる。建国記念日とは神武天皇の即位日であるが、何故かそういう日に日本国憲法について語っている人が多いようだ。それも特に天皇制についてではなく、核保有だとか、第9条のことに触れているらしい。


 もうとにかく自分の主張を聞かせたいのだ、というだけのためにイベントを利用しているのだろうけど、やはりそういうやり方は美しくないし、効果もさほど上がるとは思えない。…もしかしたら、そういう場にそぐわない主張をしている人も、啓蒙効果は見込んでいないのかもしれない。ただ壇上で大勢に向かって喋りたいだけで。