風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その290)

『病床でもできることは数限りない』


 PSYとかに目覚めそうです。(挨拶)


 闘病日記その2。
 深夜に何度も目覚め、汗を拭き服を着替える。頭痛で頭が重いものの、あまりの悪寒に一刻も早く布団の中に戻りたいという意思が働き、スムーズに作業をこなす。こういう辺り、まだ余裕があると自己認識。朝、体温を測ったら37.7℃。…そんなに大人しい熱か、コレ?、という疑問を抱く。普段あまり寝ていない人間が充分な睡眠をとったせいか、妙に思考が冴え渡る。主に創作作品の内容に思索が巡り、浅い眠りにそれらの夢を見る。正直、それが楽しくて仕方がない。いよいよハイになっている壊れかけの風鈴製作者。ダメだ、こりゃ。
 起床時、声がおかしいことに気付く。おかしいというか非常に発声しづらい状態。どうやら喉全体が炎症を起こしているようだ。うがいをすると、ひんやりして気持ちがいいが、そのあまりのひんやりさに異常すら感じる。今まで体感したことのないひんやり感だった。夕方にもう一度、検温すると37.8℃。ほとんど変化なし。早々に明日の仕事は諦め、携帯電話で休む旨を伝える(第一声の声質で説明なしに伝わった)。結局、一歩も外には出ていない…どころか食卓と自室とトイレを何回か行き来しただけだ。回復時の体力の衰えが懸念材料に加わる。
 食事は朝昼晩と三食摂った。食べないと薬が飲めないからである。量は普段の2/3ほど。1回戻しかけたが、マーライオンにはならずに済んだ。大学時代にこういう技術(抑えたり戻したり)は会得している。岸麺太郎とか言うな。


 続く。