風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その289)

『災禍は常に油断と共に…』


 ゴホゴホ…、いつもすまないねぇ…。(挨拶)

 
 ここから18日までの5日間は闘病日記である。そう、なんと風鈴製作者、大病を患ってしまったのである。…言うまでもなく大げさなのだが、しかし個人的にはそれくらいには珍しい出来事だった。何しろ2日間以上寝込むなど、実に14年ぶりの出来事だったのだ。さらに寝込んではいない日でも、基本的に部屋に篭っている上に体感がおかしくなっていたため気候もよく分からない。そんな5日間だったのだ。
 まずは初日。
 昨晩から喉がいがらっぽいなとは思っていたが、それが起床時にまさか頭痛と悪寒に変換されるとは思っていなかった。しかしたまたま今日と明日は休暇だったため、取り急ぎの用件だけ済ませようと30分ばかり外出したが、コレが良くなかったのかもしれない。症状は加速度的に悪化。帰宅後、即ダウン。常備薬を飲み、寝床へついた。
 朝昼と食事に問題はなかったが、夕食は普段の半分も食べられず。これも風鈴製作者としては異例の事態。風鈴製作者は体調不良のときでも食欲はさほど落ちない人間なのだ(しかも前回、食べられなくなったのは大学時代に二日酔いでまともに食べられなかったときである)。このことにも自分で自分にショックを受け、早々に就寝。幸いにして喉や鼻のつまりはなかったため、眠り自体には問題はなかった。


 続く。