風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その273)

『現在の機械とは人の命令に従っているに過ぎない』


 JR東日本…。(挨拶@東北・上越長野新幹線STOP)


 やはり早朝は凍えるほどに寒い。特に海沿いとなると風の冷たさはひとしお(星空は綺麗だけど)。日中は晴れて暖かい。とても暖かい。……暑っ。
 朝一からJR東日本の運行する新幹線全線が運休し、年末ということもあって、多くの帰省客が足止めを食らっていた。東京駅の改札前を通りかかったが、周辺は人で埋まり、通り抜けるにも一苦労するほど。地下へ向かう階段の一段一段に人が座り込み、半分以上を塞いでいる光景は被災者を彷彿とさせる(不謹慎な表現かもしれない)。風鈴製作者はこれを運休難民と呼んでいる。
 昨日、山形新幹線が倒木によるトラブルで一時運休していたのだが、その影響に伴って運行システムに変更を加えた結果、それが受け付けられずシステムがダウンしてしまったとか。JR東日本のこの説明を信じるならば、結局のところ人為的なミスである。おそらくどこか矛盾した運行データをアップロードしたか、あるいは特定のパターンに対してシステムそのものがダウンするようなプログラムが組まれているかのどちらかであろう。最終的に、一からやり直したら復旧したとのことなので、やはり人為的ミスであろう。


 以前、自動改札機が起動しなくなったときもそうだったが、JRは殊更に、システムが、システムが、と言っているような気がする。まるで機械のせいだと言わんばかりだ。それとも暗にシステム構築した人間(ないしは集団)の責任だと示唆しているのだろうか。どちらにしても、どこか見苦しいと言わざるを得ない(もちろん構築した人間の責は問うべきだが)。