風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その271)

『熟練者にも初心者にも問題を発生させる気配りはそれなりに多い』


 仕事納めー。(挨拶@だが元旦から仕事)


 昨日ほど寒くはなく、おそらくは平年並み程度。天気は晴れ。今朝は予定よりも1時間も寝坊してしまったが、しかしフェールセーフ発動。誰にも迷惑はかけなかった。
 この日記では“出鱈目”とか一般的にはひらがなやカタカナで表記するものや、“分かる/解る/判る”のように同じ読み方のものを明確に意味で区別して、あえて漢字で表記している。その方が明確に意味が伝わり易いからだ。例えばだが“かかわらず”と書くと“関わらず”なのか“拘らず”なのか不明になることもあるだろう(もちろんほとんどの場合、文脈で読み取れるが)。
 最近は新聞やニュースの報道などでは、難解な漢字を字幕などで使用せず、ひらがなで表記している場合が多い。いったいどういう基準なのかは不明だが、本来2文字以上の漢字を使用する単語で、ひらがなと漢字が混在していることがあるので、どうも単語の知名度などではなく、漢字一文字単位での判定基準があるようだ。
 しかしそういったことをすると、かえって意味が伝わりづらい上に、そういう禁則処理をした言葉のひらがなが、その前後のひらがなと混ざって別の単語が形成されて意味不明になることもある。よく読めば頭の中ですぐに訂正可能だが、ほんのわずかな時間しか表示されない字幕などでこういった誤解が起きると、若干の煩わしさを感じる。漢字が不得意な人のためにこうしたことをしているのだと想像するが、しかし漢字が不得意な人の多くは文章をあまり読まない人ではあるまいか。そういう人が誤解を招きそうな漢字とひらがなが混じった字幕を読んでしまうと、誤解したままになってしまう可能性が高いと思う。


 単に読み方が分からない人のためだと言うならばルビを振れば良い。単語そのものの意味を知っていれば、それで理解できるはずだ。わざわざ漢字を不自然にひらがな化する必要はまったくない。