風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その267)

『めでたい日だからこそ、穏やかでいたいという望みを抱くのは不自然か』


 我は彼なり、彼は我なり。(挨拶)


 昨晩の急な温度下降によって、朝はとても寒かった。日中は晴れていたが、しかしあまり温度は上がらず。秋葉原の街路には銀杏が植えてあるのだが、これがいまだに葉をつけたままだ。やはり人と機械類の排熱で街全体が暖かいのだと判断できる。
 天皇誕生日である。最近、天皇陛下は体調思わしくないらしく、少し前に公務は極力減らすみたいな報道がされていたが、今日は相変わらず一日に何回も集まった民衆に姿を現し、パーティーにもちゃんと出席したようだ。例年よりも短時間で済ませ、個々に会話をすることもしなかったようだが、大変だなぁ、と素直に思う。風鈴製作者が体調が悪いときに誕生日が訪れたら、お祝いなんていらないから休ませて、と言うだろう。
 ところで新型インフルエンザ流行の危険性が説かれて随分経つが、幸いまだ流行には至っていない。しかし事前のシミュレートは必要だという考えは大分広まっているようで、流行時、いかに通勤ラッシュなどを解消させるかなどを検討しているようだ。いざとなったら経済的損失を出してでも食い止めねばならないことなので、民間企業がどこまで国と一丸となって協力体制を築けるかどうかが焦点だろう。


 ところで仮に正月前後に流行の兆しが見られたとき、一番危険なのは初詣などのイベントごとである。駅伝を沿道で応援するのもリスクが大きいし、コンサートや一般参賀なんて危険極まりない。さて、これら全て、国に中止しろと言われて、大人しく中止にするのでしょうか?(結局、後で訴えられるリスクとの天秤計算だろうけど)