風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その264)

『書籍であろうが、報道であろうが、所詮は虚像に過ぎない』


 ああ、『人退』もなのね…。(挨拶@アニメ化か?)


 今日もだいたい平年並み。風も弱く、静かだ。街は五月蝿いけど。
 世間的にオタクの存在は広く認知されたが、相変わらず偏見を抱かれている感は否めない。オタクwww、みたいな。オタクと聞くと、アニメや漫画を連想するのも相変わらずで、その関連から中高年の人は警察庁広域重要指定117号事件の犯人を思い出して(そもそもアレはマスコミの印象操作のようだが)印象が悪く、若年層は、オタクは皆、極端なデブあるいはガリ、身なりを気にしない、世間の流行に疎い、コミュニケーションが下手などネガティブな印象を擦り込まれている。
 確かに、本当に不潔でまともな会話もできないような人間ならば馬鹿にされるのも仕方ないと思うが、しかしほとんどの場合、それらはマスコミ、あるいは周囲の風潮に流されたものだ。そんな漫画キャラみたいなステレオタイプのオタクなど、現実にはまずいない。もちろんゼロではないが、それはどこにだっている極少数の例外的な存在だ。
 オタクに偏見を抱いている人の9割以上は、オタクと会話したこともなければ、最悪、自分の眼で見たこともない人たちだろう。誰かに踊らされているに過ぎない。そもそも関わる気などないのかもしれないが、ならば少なくともオタクを馬鹿にするようなことを口にするのは止めるべきだろう。どこに隠れオタクが潜んでいるか分からないし、そうでなくとも、そういう無根拠な情報に踊らされている人間など、どこの世界でも評価されないからだ。


 たまに耳にすることで、オタクは自分たちの趣味を聞いてもいないのに喋ってくるが不快なのだという。しかしそれは自分の好きなTV番組やスポーツ、芸能人、ファッションの話題を振ってくる人も同じだろう。ほとんどの人は聞いてもないのに勝手に喋っている。それともマジョリティならばそういう行為も許されると思っているだろうか。