風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その252)

『どんな理由があろうとも、与えられるべき機会を奪うことは差別だ』


 呪いは…ある…!!(挨拶)


 晴れ時々曇り。早朝は昨日同様寒かったし、最高気温も11℃と平年を下回ったようだが、それほど寒いとは感じなかった。
 差別とは、主に根拠のない理由をもって不当な扱いや対応をする行為を指す。だからかつて皮膚の色という、人の能力とはまったく無関係の要因を挙げて有色人種を蔑んだり、奴隷として扱ったことは紛れもない差別であったし、それは現在までに概ね是正された。
 差別行為を排することは社会的利益にも適っているし、紛れもなく適正な流れだ。ただし、差別をしない、ということは必ずしも、無条件に弱者を保護する、ということではない。例えば、職場で能力的に劣る人間に対して、優れた人間と同等の賃金を与えるのは、言うまでもなく不当である。優れた人間に対する差別行為だと言っても過言ではない。真に差別のない世界とは、弱者は相応の扱いを受け、優遇されたければ努力を怠っては叶わない世界なのである。何もしていない人間を優れた人間と同等に扱うような社会は不健全であろう。


 これは生まれつきハンディを背負っている人も例外ではない。彼らとて努力をもって社会に適応し、貢献することを怠ってはならない。それをさせず殊更に、可哀想だ、などと言って保護するのは堕落を促すだけである。そうやって社会進出の機会を奪うことは差別のひとつだ。


みつどもえ 6 (少年チャンピオン・コミックス)

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