風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その231)

『余裕が清廉さや美しさを産む』


 貴方は最低ですっ!(挨拶)


 昨日と打って変わって爽快に晴れ。気温も上昇し、ちょっと暖か過ぎるくらいだった。
 物事に対して意見すると、たまにだが“上から目線”だと言われる。もちろんそんな意識はまったくないわけで、ほとんどの場合、無関係な立場から見た客観的な印象やそこにある問題点を指摘しているだけだ。“天の声”みたいに、絶対に従うべし、などという意図もない。そちらで判断すれば良い。
 おそらくは口を出さないで欲しいという意味でそういった妙な言い回しをしているのだとは思うが、なんとも迂遠な感じは否めない。直接的に、黙ってろ、と言うと角が立つと考えて言葉を選んでいるつもりなのかもしれないが、人に対して上から目線だなんて言うのは、偉そうにするな、と言っているのも同じだ。そんなことを言う方がよっぽど上から目線だと思うが…。


 往々にして、余裕がない人は他人の意見をあまり聞かない。残存許容量が少ないからだ。平行線になった話し合いや、ネット上の言い争いにもそういったことが原因で起こっているものが散見される。何事も余裕の無さは見苦しい姿を露呈するだけだ。――――しかしあまり余裕そうな態度を見せると、またそれが原因で、上から目線だ、なんて言われそうだけど…。