風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その214)

『根拠や背景のない値切りは、単なるたかりである』


 核エネルギーで作動する惑星探査機だとぅ…?(挨拶)


 今日もだいたい晴れではあったものの、昨日と同じく気温はあまり上がらず。特に朝方は冬のように寒かった。周囲に風邪をひいている人が激増中。気をつけないと…。
 工業製品などの量産品のように、原価がほとんど変化せず、工程も一定で品質に差がないような商品について、消費者が小売店で値引き交渉する余地はあまりないと考える。仮にあるとするならば、ほとんどの場合、製品そのものの価値を問うのではなく、その小売店固有の事情(納入金額や、あるいは在庫の問題、競合店との競争など)を突くことになる。大手量販店が謳う、他店よりも\1でも高ければお声をおかけ下さい、というのもこの部類に入る。個人的にはこういった部分をあげつらう値切りというものは好ましくないと思う。
 本来、値引き交渉とは商品の価値判断の過ちや価格の吊り上げを指摘し、適正な値段に是正させる行為だろう。例えば食料品や直接人の手が入っている製品のように個体差があるものは、商品価値というものは人の眼によって判断されている。だから必ずしも適正な価格設定がなされているとは言えず、そこには大いに値切る余地がある。これは美術品も同じことで、そういった品に目の利く人たちは常に値切りを欠かさない(もちろん生活のためでもあるが)。


 つまり値切りにはある種の目利きが必要なわけで、闇雲に値引きを迫るのは過ちだ。それは単なるたかりでしかない。…ところで完成品のフィギュア(スケートではない)を買っている人は誰でも知っていることだが、アレは成型こそ機械で作っているが、塗装は人の手によって行われている場合がほとんどで、かなり個体差がある。さて、値切り対象になるのかどうか……難しいところだと思う。