風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その201)

『正しくは贅沢することが、ほんの少し難しくなっているだけ』


 大きくなぁれ、大きくなぁれ。(挨拶)


 晴れ時々曇り。風もなく穏やかな一日。昼過ぎに出かけて、秋葉原のヨドバシでDQソフビシリーズのシドーを買ってくる。このシリーズ、人気のあるものは量販店なんかではすぐに売り切れるので少し厄介。今回もラス2だった。品物自体はまあまあ。造形的におかしな部分もあるが、キラーマシンとの対比で、サイズ的にちょうどムーン王女のHPが隠れそうなくらいで雰囲気はある。
 人口の増加や各国の富裕化、あるいは先物市場の肥大化による原油市場や穀物市場の高騰が原因で食料品の値上げが続いている(あとバイオエタノールの生産推進もあるのかな)。すでにパンなんかは\20〜30くらい上がったし、来年には缶ジュースも\130になる見込みだとか。外食産業も数割ほど値上げをしているところが多いみたいだし、このことに危機意識を抱いている人は多いようだ。
 しかし、TVなんかでもたまに特集を組んで報道しているみたいだけど、一体どうすれば解決するのかを明確に提示しているものは観たことがない(各種業界からの不興を買うからだろうけど)。もっとも、端的に言ってこの国が根源的な意味で食糧難になるようなことはない。高い高いとは言っても、まだまだ大抵の食料が安価で手に入るし、嗜好品(菓子や酒類など)も捨てるほど生産している。パンがなければお菓子を食べればいいじゃない、を地で行く国だ。それに極端な話、基本的に人間は必須アミノ酸とビタミンを摂取すれば死なない。現状で米が有り余り、すでに人口がピークを過ぎているこの国に関しては、食糧難(≠貧困)で餓死者が出ることはありえない。


 世界的に見ると、現状では全人類に充分な食料を行き渡らせるのは難しい。しかし、それも生産そのものの問題というよりはコストの問題だ。今後、人口の減少と合わせて、輸送エネルギーの問題がクリアできれば解決すると風鈴製作者は見ている。