風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その197)

『目立つということは標的にされるということでもある』


 ワン、ショット、キルッ!(挨拶)


 午前中はそこそこ晴れていたが、次第に曇り、昼過ぎには雨に。湿度が高く、さほど寒くは感じなかったが、気温は少し低めだったようだ。
 中東地域の何箇所かで高さ1㎞超の超高層ビルを建てる計画があるらしい。昔からどこの国でも経済的に繁栄しだすと高層建築に手を染めるものだが、その時代の水準で、ある程度行き着くとそれ以上は造らなくなる。最近では中国がそういう傾向を見せていたが、多分、今後は収まるだろう。
 高層建築は一般人の興味を引くには実に分かりやすい。だからこそいろいろな国が手を染めるのだろう。確かに高層建築の技術は素晴らしいし、壮観ではあるが、過度に高く積み重ねたところで利益よりも不便さや不都合さばかりが目立ち始める。狭い範囲に細く高い建物を造ったところで運輸面で時間とエネルギーを浪費するし、当然、強度の問題も大きくなる。理想的にはドーム型にして横方向にも広くアクセスできることが高層化する上で利便性を追求する必須条件なのだが、まだそういう計画を耳にしたことはない。…もっともその究極形がメガロポリス的な構想なのだが。


 しかし中東地域に超高層ビルって、否が応でもテロ攻撃の標的にされそうなのだが、どうなのだろう? 地上1000mの建築物とか強殖装甲ガイバーを思い出すんですが…。