風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その177)

『大学は学問をする場所であり、教育される場所ではない。コレ、再確認!』


 キミ…、死ぬよ。(挨拶)


 快晴で運動をする分には暑い、といったところ。出かける際に、昼寝でもしたいな、と朝から思うほどには心地よい気候だった。
 来年度から大学で高校の授業範囲の講座を行うことに対して、補助金を出すらしい。記事はコチラから。
 大学全入時代になり、推薦やAO入試で入学し、一般試験を経ないケースの増加もあり、基本的な学力の低下が見られ、大学の講義についていけない学生が目立つようになってきたという理由から、補修講義を行って高校の授業内容の復習を行う必要性が発生したからという理由らしいが、なんでそんなことを大学で、しかも公費で賄うような真似をしなくてはならないのだろう。そもそも高校レベルの学力が著しく欠けているような人間が大学に行くこと自体が不可解だし、それを受け入れる大学側や、容認する世間の風潮も異常だと言える。
 大学は専門教育機関であって、それはつまり学問をする場所だということだ。学問とは自分自身でやるもので、ひたすら誰かに教わることは、断じて学問ではない。それは“教育を受けている”だけのことだ。仮に大学に入って、自らの知識に不足を感じたならば、自分自身で行動し、勉強しなおすのが普通だ。誰かが教えてくれるまで待っているなど、大学生のすることではない。


 やはりいまだ燻り続ける、一流大学を経て一流企業に就職する = 幸せな生活、という考えが、現状を生み出している原因のひとつなのだろう。その思想を抱きながら、妥協した結果が“大学全入”などという不可思議な状態となって顕在化している。