風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その169)

『全てに保障など存在せず、ただ維持し続けようという意志が保ち続ける』


 あんぱんっ、食パンっ、カレーパーンっ♪(挨拶)


 午前中は雨が降っていたものの、昼過ぎには止んだ。とても涼しく、朝は寒いと感じる人もいたようだ。そういえば昨日が十五夜だったはずだが、一昨日くらいから夜は曇が広がっている。残念。
 アメリカ第4位の証券会社リーマン・ブラザーズ社が破綻した影響で、世界的に株価は急落、ドル安展開の一日だったようだ。少しだけ調べたが、どうやら不動産ローンをまとめた証券の損失が主な破綻原因らしい。サブプライムの影響で投資家の不動産への信用が失われたために資金が急速に引き上げられたということだろう。
 今後の展開は今後の債権処理によるのでどうとも言えないが、思うに最近のこうした投資資金の流れは激しいな、と感じる。サブプライムの危険性が広く流布し始めたのが去年の中頃だったから、そこから波及した影響で、およそ1年でアメリカ第4位の証券会社が潰れてしまうのである。ひとつの商品に偏りすぎていたという要因もあるのだろうが、10年以上前と比べると非常に急速な展開だ。こうなった原因には、当然ネットワークの普及に伴う情報流布の高速化や投資に対する敷居の低下という要因が挙げられる。昔より市場が情報に敏感になっているということだ。


 多分、今後もこういったことは起こり続けるだろう。もちろん今現在だってこれに似たようなことは、不動産関係に限らず、いくつも起こっているだろう。どんなに巨大で安定しているように見えようとも、けして潰れない会社など存在しない。そうならないためには、潰れづらくする手段を講じ続けるしかない。