風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その156)

『国技って何ですか? 特殊なスキルを持つ者だけが行う伝統芸能ですか?』


 『偽物語』買ってきたよー。(挨拶@珍しく1日遅れ)


 朝からピーカン(死語?)。朝方がそこそこ涼しかったものの、気温はぐんぐん上がり真夏の陽気となった。夜も蒸し暑く、熱帯夜。
 少し前に力士が大麻を所持していた事件があって少し話題になっていたようだが、今度は露鵬白露山という力士が尿検査で陽性反応が出たらしい。本人たちは否定しているし、擬陽性の可能性もあるので真相は不確定だが、マスコミは凄い勢いで食いついている。記事の書き方は様々だが、その多くが角界の力士の生活管理などを問題として取り上げているようだ。
 以前に若い力士が暴行を受けて死亡したときにも書いたのだが、事実だとすれば罪を犯した本人たちが罪を償えばよいだけの話で、無関係なマスコミや一般人が口を出すような話ではないし、角界が何らかの責任を負ったり、あるいは世間に対する謝意を示すにしても、組織内で勝手に決めて、勝手に行えばよいことだろう。反省とは他人に言われてするようなものではない。


 国技だから全国民が関係ある、みたいなことを考えている人も多いようだが、ちょっと理解し難い。そもそも“国技”って何だろう。辞書だとその国の代表的なスポーツ・武道と書いてあるけれど、相撲ってすでに誰もが嗜むようなものではないし、日本固有の競技なら他にもいくらでもあるのに、なぜ相撲ばかりがそう称されるのか謎だ。


偽物語(上) (講談社BOX)

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