風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その157)

『大ヒットさせるには異端なものが必要だ』


 さあ、仕事だ。行くぞ――。(挨拶)


 いや、風鈴製作者は休みだけど。昼前に出かけ、各種買い物(主にジャンプコミックス購入)を済ませて帰宅。天気は晴れ時々曇り。汗だくになるほどではないが、やや暑く、昼間はエアコンが必要だった。だって室内はPCの排熱が著しいんだモン。
 iPhone3Gについては発売時に少し触れたが、ここにきてその売り上げがあまり芳しくないという記事が見受けられる(その一例)。それらの多くは一般的な日本の携帯電話に標準搭載されている機能の多くがないことを原因に挙げているようだが、iPhoneの最大の特徴はマルチブラウザにあると思う。ネット閲覧を行う上でウィンドウを複数開けないというのはネットを頻繁に利用する人間にとっては苦痛でしかなく、それ故に好きこのんで携帯での閲覧は行わない人も多いだろう(今だって風鈴製作者はネットブラウザだけで3つ開いている)。その点でiPhoneは純粋な情報端末として日本の携帯に対して一歩先んじていたわけだが、しかしそれはあまり注目されるような要素ではなかったらしい。やはりそういった本当に有効な機能を活かせる利用者が多くはないということだろうか。


 基本的にモノを売るためにはその分野における標準的な機能を備えていなくてはならない。しかし大ヒットを狙うにはそれらを覆いつくすほどの異端さが必要となる。それは単に際立たせるということでもあり、さらにその先を予感させるような期待感を持たせるということでもある。