風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その150)

『公表される分析データなど役に立つはずがない』


 値の張る買い物をすれば高級志向だという短絡思考。(挨拶)


 正午くらいまでは晴れか曇りだったが、その後は急激な降雨が断続的に繰り返された。夕方頃に一旦は雨は治まった、夜になってから再び局所的な雨に。それに加え雷も発生し、五月蝿い夜だった。
 最近、若い人の購買意欲に関する記事をちらほら見かける。一番頻繁に見かけるのは車に関するものだが、総じて書かれているのは若い人はそういった意欲が低く、同時に高価なものに手を出さなくなっている、という見解だ。
 今日もその手の記事があったが、いったいどういう調査をしているのか知らないが、一部のサンプル(記事の元となっている資料(PDF)によると1都3県のたった2,500サンプル(18〜49才の男女))のしかもかなり不確実なデータを元に結論付けられているデータだ。その妥当性がかなり疑わしい。
 資料そのものは企業向けの販売戦略の一案という側面が強いからまあよいとしても、しかしこれをわざわざ記事に取り上げる意図は何だろうか。最近の消費の低迷を若い人のせいにして中高年のウケを狙うくらいしかなさそうだが、それだってそれほど効果が望めるとは思えない。だってそういう人はCNET Japanとかlivedoorニュースなんて見ないし(要するに資料の宣伝なのだろう)。


 しかし資料の最後にある“消費力が低い層に消費してもらうために有効なアプローチ”に書かれていることは素人の風鈴製作者が見てもとっくに使い古されている手法だ。コレ、何の参考になるんだろう?