風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その139)

『名を買うのか、実を得るのか』


 「皆、不審者に見えます」という共通自虐ネタ。(挨拶@一斉点検放送)


 前線がさらに南下し、むしろ冷たい北側の空気が入り、涼しくなった。…朝方はむしろ寒かった。朝から雲が広がっていたが、14時過ぎから天候が悪化し、一時は豪雨に。昨日もそうだったけど、風鈴製作者が帰宅して数十分すると雨が降り出した。ラッキー♪
 例によってコミケ話なので、興味のない人は以下スルーのこと。
 世間一般(酷く狭い“世間”だけど)ではコミケは3日目が一番苦痛だと言われるけど、それはやはり主に外周巡りをする人が被る状態であって、島中をウロウロして早々に退去する人にはあまり関係のないことだろう。風鈴製作者も参加しだした始めの頃は既知の有名作家が運営する大手サークルを巡っていたが、慣れてからはあまり壁際には行かなくなった。その内、島中から壁を経てシャッター前に配置されるようなサークルもいくつかあったが、それらもいつしか自然と足が遠のいた。これは別にその作家が嫌いになったのではなく、他に確固たる理由がある。
 最大手になるようなサークルの作家は大抵が商業で活躍し、様々なメディアで露出が多い人がほとんどだ(もちろん例外は存在するが)。当然、そういう人は忙しいわけで、自ずと同人作品に対する姿勢が変化するし、それに費やせる時間も限られてくる。そうなってくると惰性的になってきたり、普段、商業的に求められている作風に侵食されてその人の個性が失われてくるのである。失われてくる、と書いたが、正確には、発露しなくなる、というのが正しく、それではせっかく自由にやれるはずの“同人”という枠組みの意味がない。最大手になるとそういう場面に遭遇することが多いため、風鈴製作者は自然と避けるようになったのだと自己分析している。


 そうはならず、商業は商業、同人は同人で作風がまったく違う人もいる。やはりそういう人の絵や漫画は異彩を放つ(綺麗、美しい、面白いと感じるかどうかは別問題)。そういうものを見たいからこそ、いまだに参加しているのだと言っても過言ではない。


追伸
毎回、同じ時間に行っているけど、回を重ねるごとに順番が後退していく。つまり徹夜や始発以前の夜間来場者が増え続けているということ。今回はそれがより顕著だった。…そろそろそれを原因として1回くらい中止してみてもいいと思うんだけど、どうよ?