風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その127)

『“地元”とは何ぞや。少なくとも都道府県単位で地元とは称するまい』


 『栄冠は君に輝く』と『六甲おろし』って、メロディ似てるよね。(挨拶)


 午前中から曇っていたが、正午頃から日没頃まで幾度も突発的かつ局所的な雷雨に見舞われる。かといって、涼しくなるわけでもなく、非常に蒸し暑い日だった。こういった急な降雨で増水した河川で押し流される事故が続いている。今日も下水管工事中の作業員が流され、2名死亡、3名が行方不明らしい。
 “自分の住んでいる土地”。手元の辞書には地元の意味がこのように解説されている。感覚的には町村単位での土地勘を得た地域を指すのだと思うのだが、しかし毎年、甲子園が行われると地方出身者の人は出身県の代表校を“地元の高校”と称する場合が多い。正直、まったく理解不能で論理的ではない。別にどこの高校を応援しようと自由なのだが、しかし出身県代表だから応援するというのは不可解だ。その人とは何の関係もないことだと思うのだが、不思議とそういう人は多い。


 風鈴製作者はもう20年以上東京に住んでいるが、しかし東京都代表校を取り分け応援したことはない。そもそもスポーツ観戦を勝ち負けという観点で見ていないので、仮に母校が出場したとしても、頑張れ頑張れ、などと応援はしない。だって、選手が頑張るのは当たり前だし。