風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その126)

『言葉の変化は必然でしかない』


 ぬー。(挨拶)


 日中、猛暑。秋葉原をうろついていたが、立ち込める暑気にわずかに眩む。そして夕方から雷雨、再び。前回ほど激しくはなかったが、断続的に深夜まで続いた。
 言葉とは情報の伝達手段に過ぎない。それゆえに状況の変化によって、常に最適なものへと変化していく。故に、より簡易かつ適切な表現でありながら文法上の問題点を殊更に指摘し、排除しようとする行為は、ある意味で文明への反逆と言える。以前に書いたことだが、そういった“正しい言葉”というものは、確かに何らかの形で既定しておくべきものだろう。しかしそれは永久に改定されない不変のものでは断じてない。けして失われてはならないのが文化だというならば、この世には文化などというものは存在できないだろう。


 あえて文法的問題として過ちを指摘するならば、単語そのものの意味や読み方の誤謬くらいだろう。そして何よりもそういう間違いは非常に多い。