風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その120)

『自然を美しいと感じるのは、一種の憧憬かもしれない』


 ずどがらずばどびゃどっしゃーんっ!(挨拶)


 今日も晴れ〜。相変わらず昼は暑かったが、日没頃、遠雷が聞こえ始めたと思ったら、急速に豪雨+轟雷に。あんなに激しい雷雨は東京では何年ぶりだろうか。ちなみに落雷が原因で山手・京浜東北線が停まったようだ。
 ベランダで終始空を眺めていたが、3度、真上の空から地上に向かって稲妻が走り落雷。2回は数百メートル離れたところに落ちたが、残りの1回は非常に近いところに落ち、その強力な閃光と大音響に数秒間、スタンしてしまった。気の弱い人だったら気絶ものだ。そのエネルギーの大きさもさることながら、雲中の閃光と稲妻が描くラインはとても美しいと感じる。人にはまだまだ再現できない規模の現象であり、だからこそそこに感じるいるものがあるのだろう。


 自然に胸を打たれるという心情の根源はそういう部分にあるのではないかと思う。それが自分たちには到底作り出せない、あまりに大きく、複雑で、手の届きそうにない存在だからこそ、それに憧れ、ときに崇拝するのだ。そして、そこを目指して人間はここまで進んできたのだろうし、これからも進んでいくに違いない。