風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その110)

『眠いならば、それは寝ていても問題ないということなのだろう』


 お前にレインボー。(挨拶)


 そう極端ではないが、今日もジワジワと暑い。晴れ時々曇りで、特に変動はなし。
 夕食を食べると眠くなる。多分、一般的な生活をしていればそういう経験したことがない人はいないだろう。眠るという行為は単純に考えると動物にとっては実に無駄な行為だ。動物とは動き回ってなんぼの生き物であり、実際、眠る必要が無いのであればわざわざ眠ったりはしないだろう(眠る心地よさを得るために寝る、と主張する人もいるかもしれないが、アレは多分、速やかかつ安らかに眠らせるために用意されたシステムではあるまいか)。しかし逆にハラペコで眠れないという経験をしたことも大体の人はあるはずだ。以前に三大欲求の話をしたことがあるが、確かに睡眠欲が最優先の欲求ではあるのかもしれない。しかし空腹で眠れないという現象からして、食欲もかなりそれに拮抗した欲求なのではないかと推察できる。


 睡眠と食事をどちらも極限まで削って実験してみたいところだが、あまりに非人道的(動物を実験体にしても同じことだし、何より被験体が動物だと証明が難しい)だし、実験結果が出る時点ですでに病んでいる可能性が高い。正常ではない状態での実験は普遍性に欠けるので無意味だろう。