風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その100)

『理解していないことを口にしても、勘違いを生むだけだ』


 『きみとぼくが壊した世界』買ってきたー。(挨拶)


 終日曇り。気温は昨日一昨日と同じくらいだったが、陽が当たっていない分だけ涼しげ。快適。…快適すぎて寝転がっていたら3時間も寝てしまったのは秘密だ(全然秘密にしてないけど)。
 どこかの小学校でエコについて学ぶイベントが行われていたのを報道していたのを目にした。自然に優しいとされているシステムを学んだり、実際に電気自動車に乗って、その静音性に驚いているシーンが映されていた。しかし本当に素直な子供ならばそんなことよりも、なんですぐに社会全体で自然に優しいシステムを採用しないのか、という疑問を抱くに違いない(多分、そう思っている子供もいただろう)。
 話が少し逸れるが、なぜ内燃式エンジンを搭載した自動車に比べ、電気自動車が静かなのか、瞬時に説明できる一般人はどのくらいいるだろうか。要は内燃式エンジンの構造をどのくらいの人間が理解しているかということなのだが、実際、それほど多くはないだろう。物事の理屈を知らなければその本質を理解することはないし、それを他人に伝え、理解させることもできない。故によく知らないことを口にするのは憚るべきだ(風鈴製作者自身への言葉かもしれない)。


 驚くべき事実なのだが、自動車免許を持っている人間が、なぜMT車クラッチが必要なのかを知らない場合がある。そういう人はけして他人に車の運転の仕方を教えられないだろうし、また教えてもいけない。


きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)

きみとぼくが壊した世界 (講談社ノベルス)