風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その86)

『分かりあえないからこそ、人は人でいられる』


 あー、やっぱり非難の嵐だ。知り合いに聞いたら名誉毀損は確実だってさー。(挨拶@死に神


 終日曇り。いくらか湿度は下がったようで、汗ばむような気候ではない。さっき天気図を確認したが、明日は少し北寄りの風が入って、さらに涼しいはず。
 よく、人と人は解りあえない、とか、心が通じない、などという言葉を聞くが、ほとんどの場合、それらは寂しさや悲しさの象徴のように語られる。しかし自意識を持つヒトが自分以外の誰かに心中の全てを知られているというのは、やはり穏やかではいられないだろう。逆に言うと、ヒトは自分の中に何者も立ち入らせないモノを持っているからこそ、個でいられるということだ。


 ところで、昔、エヴァンゲリオンハリネズミのジレンマを作中のキャラが語っていたが、しかし人間の心はそれほどまでに鋭利かという疑問があるし、わざわざ近づかなくとも相手の温もりを感じる時や、あるいはそういった手段はあるだろう。