風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その75)

『活かすも殺すも人間次第』


 難民モード♪ 難民モードっ♪(挨拶@東京駅新幹線改札口)


 今日も晴れ。昨日と比べるといくぶんか湿度が高いが、それでも不快なほどではない。…今、一応、梅雨だよね?
 東北地方で8:43ごろ地震発生。震源地は岩手県内陸南部で、震源の深さは8キロ/M7.2。岩手県奥州市宮城県栗原市震度6強を観測。典型的な浅深度の断層型地震。山間部ではがけ崩れや土砂崩れが多発し、孤立した集落も。また地すべりも起き、花山ダム上流では堰き止め湖が出現した。
 当然、緊急地震速報が流され、震源近くの地域では同時か、本震の直後。震度5強を観測した仙台市では本震の10秒前に流れたようだ。そのシステムから考えると、これ以上ない成功だったと言えるだろう。…だが相変わらずTVでは間に合わなかった間に合わなかったと報じている。ハッキリ言うが馬鹿丸出しだ緊急地震速報のシステムを理解しているならばありえない報じ方である(もちろん解っていてやっているのだろうが)。
 いくつかのサイトで仙台市に住む人間の書き込みを見かけたが、しかしその多くは、何もできなかった、というものだった(中には、少しでも揺れが小さいように祈っていた、というものまであった)。やはり普段から地震に対して強い意識を持っていない一般の人は10秒程度では的確な行動を採ることはできないようだ。やはり一般の個人が緊急地震速報を有効活用するには、より速報の精度・速度を上げるよりも、地震に対する備えと意識を改革する以外にないだろう。


 どんなに充分な備えも、便利なシステムも、強固な安全対策も全て人間が利用するものだ。人間自身がどう利用するかを理解し、身につけていなくては意味がない。