風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その73)

『根本的原因が分かっていながら問題点としないことほどの茶番はない』


 ぶんぶんぶん〜♪(挨拶)


 昨晩深夜から降り始めた雨はしばらく降り続き、午後には上がった。以後は晴れ。気温は20℃くらいで涼しい。快適。
 たまたま見たTVで蜂群崩壊症候群(Colony Collapse Disorder)について報道してた。CCDの詳しい内容はリンク先(ウィキペディア)で。
 内容はアメリカで顕著なCCDが農業に与える影響を検証するもので、最後にはもはやお決まりと言ってもよいフレーズ「この現象は何を私たちに警告しているのでしょうか」みたいなことを言っていた。趣旨としては農薬の使用や、遺伝子組み換え食品の弊害、大規模な農業による環境への影響などを取り上げているのだろうけど、それらを行わねばならない根本的原因についてはまったく触れてはいなかった。
 そうやって多くの農作物を作り続けなければならないのは、単に人間の数が多すぎ、それら多くの人間が必要以上の豊かさを求めているからだ。原因はそれ以外には存在しない。人間によって起こされた異常な変動は、すべて人間の在り方そのものに原因がある。たったそれだけのことだ。


 しかしそれでも人類が多すぎるなんて誰も口にしない。各種専門分野では取り上げられているのだろうけど、少なくともマスコミは絶対にそんなことは口にしないだろう。その理由もまた単純で利己的なことに過ぎない(でも元々マスコミはそういう社会的問題点を糾弾するために存在していたのではないか?)。