風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その71)

『家は増築するよりも建て直した方が頑丈で使いやすい』


 「兵器に例えるとどのくらい強いのさ」「んー、リトルボーイ?」(挨拶)


 曇り時々晴れ。大人しくしている分には暑くはなかった。
 自分専用のPCを使い始めて10年くらいになる。ずっとOSはWindowsを使っているのだが、個人的に一番バランスが良かったのは98SEではなかったかと思っている。その他のMicroSoft製ソフトも含め、起動が早く、適度で簡潔なインターフェイスが特に専門的ではない作業時には充分な快適さを提供していた。もちろんMe以前はリソース管理のあまりの杜撰さによるフリーズ → 強制再起動コンボが頻繁に炸裂していたが、それを差し引いても98SEの使い勝手は良かった。
 それ以後、NT系と融合した2000とXPはフリーズこそしなくなったが、ファイル量が大きくなり、起動に不自然なほどの時間がかかるようになった。明らかにハード側の性能に依存し、プログラム的なスマートさが失われたのが原因だ。現行のVistaはその最たるものだし、OfficeもIEメディアプレーヤーも後付けでほとんどの人間にとって不必要な機能を付加し、動作を重くして不快感を与え続けている。企業体としての意図はだいたい想像できるが、少なくとも一般ユーザーのためのバージョンアップではないことは確かだろう。


 現在、使っているOSはXPだが、とにかく徹底的に無駄な機能をOFFにしている。別に軽さ至上主義というわけではないのだが、やはり日常的に使うもので煩わしさを感じたくはない。例えばTVを点けるのに、大昔のもののように画面が明るくなるまで数分かかるとしたら、相当にイラつくのではあるまいか。それと同じことだ。