風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その53)

『即効性のある対策を!』
『その分、誰かが被害を被りますが、それでもよければ』


 もうダメだ。(挨拶)


 晴れ。暑い。虫圧い。誤字を直す気にもならない。…電車内のエアコンは良いものだ。
 イタリア政府が化石燃料への依存度を減らすために原子力発電所の建設に乗り出すようだ。イタリアは以前、国民投票原発を放棄しているので、それを反故にする方針らしい(まあそういうこともあるよね)。記事はコチラ
 温暖化に対する対策もあるのだろうけど、おそらく何よりも問題なのは原油価格の高騰であろう。現在、ニューヨーク先物市場で一時、市場最高値135ドルを記録している(これを受けて日本の石油元売各社はガソリンの\10〜11の値上げを予定しており、結果、来月からガソリンの市場価格は\170台に達する可能性がある。これは第二次オイルショック後の最高値に迫る値段だ)。この状況の中でいつまでも火力発電に依存できないというところではあるまいか。
 太陽光や風力で発電する技術は飛躍的に進歩しているし、確かに実用に耐えるようにはなってきている。しかし現状で人類が持つ確固たる技術の中で、最も安定的かつ効率的に発電し、しかも生産量に比して温暖化ガスの発生率が低いのは原子力発電である。他の方法が充分に認知され、“社会的に”受け入れられるまでは現在、手にしている技術で繋いでいくしかないのは自明のことである。


 太陽光も風力も様々なことが障害となって、いまだ社会として受けれられるようなものではない。その中でも最も大きな障害がふたつある。それは“経済”と“民意”だ。