風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その46)

『旅とは何を指すのか。結局そこが論点だ』


 ヤツは空魔士マヨネー。ただの女ではない。(挨拶@どこまで警告で、どこまでネタ振りだったのか…)


 曇り時々晴れ。昨日に続き気温は上昇。上着は必要なし。…さて、そろそろ暖房器具をしまおうか。
 旅行というと移動手段として考えられるのは車、鉄道、航空機とあるが、そういった移動時に眺めることができる景観も旅の醍醐味だと主張する人はそれなりに多いように思う。
 最近、旅先に向かうための航空機のチケットが取れなかったのだが、それを知人に話すと電車で行けばいいじゃないかと至極当然の意見をもらった。しかし目的地まで飛行機ならば3時間ほどのところを鉄道では6時間以上もかかる道程なのである。そこまで時間を無駄にすることは風鈴製作者にはできない(得られるものと支払う代価が吊り合わない)。すると知人は上記のような意見を述べてくれたわけである。


 別にそういう楽しみがないとは言わないが、しかし人間が凡百な景色を眺めてられるのはせいぜい1時間くらいだろう。そして鉄道路線や高速道路はそのほとんどが特に面白くもない人里の中を走っているのである。仮にそういう旅の道程を楽しむようなことをするならば、風鈴製作者は徒歩、自転車、バイクのいずれかを選択する。少なくともそれならばその場所の空気(風)を感じられるからだ。