風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その45)

『普通の状態とは如何なるものなのか。どうすればそうなれるのか。それさえ分かればこれほど安寧なこともない』


 俺、今度、娘が生まれるんだ…。(挨拶)


 やや曇りがちなものの晴れて気温も平年並みくらいまで上昇。
 『H×H』のG・I編を読んでいて思ったのだが、『大天使の息吹』はどんな怪我や病気も治してくれるが、作中の描写からすると疲労も解消してくれるようだ。ゲンスルーとの戦いにおける長時間の堅 + 3回のジャジャン拳により多大なオーラを消費しているはずにも拘らず、治療後のゴンはその日の夜までアクティブに活動していることから、それは明らかである。つまり『大天使』は対象者を平常な状態に戻すという効果を持つのだろう。
 しかし平常な状態とはどういう状態を指すのだろうか。
 そう考えてすぐに思い出されるのが、ゲームなどにおいて宿などに泊まり全快状態になったときだが、しかし現実において充分な休息と睡眠を取ったからといって必ずしも好調になるわけではないし、そもそも一般に人間が絶好調と思っているときには大抵アドレナリンなどの興奮物質が分泌されていて、これもまた平常状態とは言い難い。


 個人的な感覚では身体に不快な要素がまったくないことなどまずないので、普通な状態など存在しないと言える。他の人間がどうなのかは分からないが、体調というのは常に流動的なものだ。そこに普遍的な“普通”を求めることなどできないと思う。