風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その44)

『重要なのは費用対効果であって、気分の問題ではない』


 ひまわりさんに笑われちゃう。(挨拶)


 午前中はパラパラと雨だったが、以後は曇り。場所によっては夜までにわか雨があった模様。少し湿度は高いが、気温は低く快適。
 労働の合い間に休憩、もしくは嗜好品の服用をすると仕事の能率が上がると主張する人がいる。なるほど、確かに何時間も連続して働きづめでは疲労でスピードも落ちるだろうし、ミスも多くなる。それならばいくらかの時間を費やして気分転換を図るのは間違いではない。
 ただしこれはあくまでも休憩的な意味でのことであり、仕事をしている最中に嗜好品を持ち込むことはほとんどの場合においてマイナスにしかならない。例えば煙草を吸うことは呼吸の阻害となると共に血管の収縮を促すので確実に脳の働きを鈍らせる。これを就業中に行うのは効率を落とす結果にしかならないだろう。同様に音楽を聴いたりするのも、その分だけ脳の能力を割くことになるのでけしてプラスにはなりえない。


 しかしそれでもそういった行為をする方が仕事の効率が上がると主張する人は多いと思う。しかしそれはその仕事が自身の全能力を必要としていない内容だからである。脳の演算容量の余剰な部分を嗜好する行為に振り分け、気分が良くなっているからそのように錯覚しているだけで、仕事の作業量はさして変わっていないはずだ。