風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その41)

『受け止めてもらえることを当然と考えることは、時に無法者にも劣る』


 勇気100倍っ!(挨拶)


 昨日の雨が残り、昼前まで小雨。その後は曇りで、やはり気温は低く抑えられている。素晴らしい。
 以前にも似たようなことを書いた(確か2年位前?)のだが、何かを他人に勧め、それを断られると途端に不機嫌になる人がいる。酷い人になるとわざわざその理由を問い詰めてきたり、断ることを責めてきたりするのだが、これはやはり、善意は受けてもらえて当然、という不可解な思想がその人の中にあるからだろう。
 善意を無下にするべきでないということが間違っているとは思わない。しかしそれは常識としてではなく、あくまでも自衛のためである。善意を快く受けることによって相手の気分が良くなることは心理学的に間違いなく、それに伴って心証が良くなることも真だ。そういう事実から生まれたひとつの処世術なのであって、けして普遍の法則ではないのだが、そうだと思いこんでいる人が殊の外、多いということか。


 受け止めてもらえることを当然と思っているということは、つまりは許容される、許されていると思っているということだ。その一点に関しては自覚的に悪事を働く無法者にも劣ると解釈できないこともない。