風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その37)

『発生確率0.1%を低いと見るかどうか』


 アァーフラァーック!(挨拶@アヒルンルン♪アヒルンルン♪ボクたーちはー♪)


 晴天にして湿潤。暑いと断ぜざるを得ない。そんな中、自転車で少し遠出した風鈴製作者。自殺行為。
 深夜25:45に地震発生。震源地は茨城県沖でM7.0。茨城・栃木県の一部で震度5弱を観測したが津波は起きなかったようだ。それに伴い首都圏初の緊急地震速報が出されたようだが、震度5弱を観測した地域では速報が出された時点で主要動到達後40秒を経過しており、まったくの無意味と終わった。ちなみに先月の28日にも沖縄県宮古島でも速報が出されたのだが、こちらも間に合わないという結果に終わっている。
 以前、緊急地震速報は一般にとってはさほど役には立たないだろうと書いたが、それはいきなり大きな地震が来ると言われても多くの一般人は冷静な行動などできないし、そもそもラジオやテレビを常時点けっぱなしにしていないとそれを知ることができないという点から効果が上がらないだろうと判断していたからである。
 今回の場合、そもそも速報としての役割をまったく果たしていないのだが、しかしこれを気象庁のせいにするのは必ずしも的確ではない。現在、緊急地震速報は陸地で震度5弱が観測されると予想された場合に出されることになっている。だから実際に5弱が観測されたとしても予測がそれ未満であれば速報は出されない(事実、今年1月の石川県における地震は震度4と予想され、実際には5弱だったにも拘らず発表されなかった)。確かにこれは計測システム上の問題ではあるが、しかしそのような低めに低めに見積もるようなシステムを採用せざるを得ない状況なのは何故だろうか。むしろ高めに見積もるように設定して、例え実際には震度5弱に満たなくとも基準以上の予測がなされれば即時発表されるのが最も安全であることは言うまでもないことなのだが、そこはそれ、一般における認識の問題であろう。


 個人的には震度ではなく、マグニチュードを基準とするべきだと思っている。この国は海洋型大地震に見舞われることが多い。それはつまり津波も多いということなのだが、あくまでも陸上における計測値である震度を基準にしていては、その危険性については度外視していると判断せざるを得ないからだ。