風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その33)

『遠くへ移動すればアクティブなのか? いや、そういうことではあるまい』


 エスタークは本当に悪なのか? 寝起きを袋叩きって、勇者的にどうなのさ?(挨拶)


 昨夜から雨が降り始め、昼くらいまで降り続いた。しかしそれほどたくさん降ったわけではなく、気温の上昇を程好く抑えたという意味で、風鈴製作者的には僥倖也。
 今年のゴールデンウィークは実質的に3〜6日の4日間だけ(マスコミは11連休とか突拍子もないことを言っているが、仮に一般的な会社員がそんな連休を取れたとしたら、その人は不必要な人間であることウケアイである)だが、相も変わらず退屈な日々になりそうだ。風鈴製作者は基本的に連休時にはどこかに旅行に行くことはないし、取り立てて街へ買い物に出かけるようなこともしない。人ごみが嫌いだし、休日だから新たに発売される商品がないからだ。一部の例外を除き、商品とは平日に発売される。この点で明らかに世間のニーズに反しているのだが、一向に改められる様子はない。不思議だ。
 話を戻すが、連休にどこにもいかない、と人に話すと決まって、どうして?、とか、せっかくの休みなのに、とか言われネガティブなイメージを持たれるのだが、では旅行に行くことがそれほどにアクティブでポジティブなことなのだろうか。何か明確な目的があり、それに応じて何かを得られるのであれば、まあそれはアクティブでポジティブと言えるだろう。しかし長い時間を費やして、無為にただ観光名所を巡ることにどれほどの意味があるというのか。少なくとも風鈴製作者はそれがアクティブであるとは思えない。どちらかというと惰性とかミーハーとかそういうイメージだ。


 最早この言葉も定型句となりつつあるが、別にそれが駄目だと言っているのではない。ただ、どこかへ出かけることが必ずしも素晴らしいということではなく、同時に自宅に留まることが何も得られないということではないと述べているに過ぎない(それとも在宅にネガティブさを感じる人は自宅に楽しめるものが何もない人なのだろうか?)。