風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その22)

『ループし始めたら離脱』


 取りあえず宇多田ヒカルがRPGをまったく理解していないのは解った。(挨拶)


 朝は少し涼しかったけど、日中は暑く。郵便局に振込&荷物発送をしに行ったのだけれど、振込は前に4人並んでいてもすぐに終わったのに、発送窓口は2人しか前にいなかったのに2倍以上待たされた。やはり人が手作業でやっているからだ。デュフォーならばこう言う。頭悪いな、と。
 思考がループするという状態がある。簡単に表現するならば三すくみのような状態に陥って、いつまでも問題が解決しないことだが、実際、本質的な意味で問題がループ状に連なって解決しないことはなかなか無い。そのようになってしまう原因は知識の不足、事実の誤認、問題点とは本質的に無関係な要素の挿入など、気付いてみれば他愛のないことがほとんどなのだが、しかしそういった些細なことに気付かないからこそいつまでもループから抜け出せないのである。
 物事に没頭しすぎると狭視野になるとよく言われるが、つまりそれは見えている(把握している)範囲の中から問題点を探し出そうとしているということに他ならない。当然その中に問題点が発見できないからこそループするわけで、これを防ぐにはとにかくその場から離れるしかない。一旦そのことは放置し、まったく無関係のことに着手して遠くから眺めることができる環境に自分を置くことが必要だ。


 これは気分転換と称して休憩するのとはまったく違う。何もせずにただ休むことはその場に留まっているだけで、離れたことにはならないからだ。他の何かにその身を移すことが重要なのである。