風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その11)

『何を抗議し、何に抗議するのか。ただ騒動を起こしても解決しないし、騒動を起こしたからといって共感を得られる時代でもない』


 出たなっ、赤いザコの人ッ!!(挨拶@空の境界、再始動


 わずかに雲はあったものの、概ね晴れ。特に午後は麗らかな陽気だった。
 中国と北京五輪の絡みで、各所の人間がそれぞれの思惑を乗せて、様々な発言・行動・運動をしているようだが、基本的にどれも好き勝手なことを言ったりやったりしているに過ぎない。どの主張が正しいか、ということは歴史が決めることだし、それもまた時代の趨勢によって変動するものだ。もちろん何らかの活動を行っている人も、半数くらいはそのくらい解った上であろうが、それでも活動するのはやはりそうすることが現時点、あるいは近未来における自身の利益になるからだ。何の利益にもならない人が、それでも活動しているのならば、それは最早その活動自体がその人のアイデンティティになっているからだろう。


 何が正しいかということは明言できないが、間違っていることなら2つほど指摘できる。常に変動する領土に関して“固有の”などという形容はありえないし、聖火リレーを妨害して中国という国家に抗議するという行為は的外れだ。それはどちらかというとIOCへの抗議になるだろう。