風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その10)

『一度、規制したものはそうそう解禁されない。誰もが危ないかもしれない橋は渡ろうとしないからだ』


 オッス、オラ、轢死体!(挨拶)


 再びの雨。一昨日の豪雨とは異なり朝から静かにシトシトと降り続いていたが、同時に気温も静かに低滞(誤字ではない。つまり寒い)した。そういえば変電所が火災を起こしたとかでJR中央線が朝から15時くらいまで運休していたらしい。これもまたいろいろなモノが停滞した模様。
 各所で色々と物議を醸し出していた児童買春・児童ポルノ禁止法の改正案について、一応の決着がついたようだ。珍しく現実的な判断を下したことは賞賛に値する。一時は警察庁広域重要指定117号事件の後のような状態になるのかと危惧していたのだが、取りあえずは一安心。記事はコチラで。
 今回のことに関して、言うべきことは影響を受けるかもしれなかった(場合によっては失業の憂き目に会うかもしれなかった)本職の人々が全て語って下さっているので、今さら風鈴製作者がどうこうと口にするようなことはない。ただ、どんなことでもそうなのだが、根拠のないことをするのは歪みしか生まない。直接的に被害者のいない2次元作品が犯罪を引き起こす要因になっているというのならば、その統計的根拠を示さないことには、それに少しでも関わる人間は誰一人として納得しないだろう。無根拠な規制がまかり通ると思っているのは、それに無関係で、しかも自分の理解できないことは蔑むことしかできない情けない人間だけである。


 これほど科学が進み、教育が施されていても、論理性やそれを構築する根拠を無視して、感情や思い込みで決め付ける人間は多い。どうしてそこまで自分に自信があるのか、まったく理解できない。やはりその自信にも根拠はないのだろうが、しかし根拠がないからこそ盲目的になれるのかもしれないとも考えられる。恐ろしいことである。