風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その5)

『誰のために行っているのかを意識すれば、自ずと答えは出る』


 ハローハローご主人様♪(挨拶)


 今日も今日とて晴天。かなり暖かかったようで、世間的には行楽日和だった模様。だが風鈴製作者はそんなの関係なく、ここ数日、たまに“い゛〜”とか唸るPCの外部ファンが気になっている(ちょっとブレてるってだけだろうけど)。
 言葉にはアクセントというものがある。アクセントというと英単語を思い浮かべる人が多いだろうが、当然、日本語にもちゃんと定められたアクセントがあり、アクセント辞典というものもNHKなどから販売されている(しかし当のNHKアナウンサーがこれを守っていない場合も多いんだけど)。
 ただしこのアクセント辞典には人名のアクセントに関しては、厳密には触れられていない。アクセントに法則性があるような名前、例えば『○○子』という名前はほとんどの場合、一番前の文字にアクセントが置かれるのだが、そういう長く親しまれ世間一般に認知されているような法則のある名前以外は、特にそのアクセントは定められていない。
 以前、友人としていた話で、『那波ナナミ』という名前はどう発音するのかということで議論したことがあるのだが、風鈴製作者は『ナミ』(頭高型という)だと主張した(今でもそう思っている)。これにはちゃんと根拠があり、このように発音すると音として聞いた時に“那”と“波”に分解されて聞こえるので、名前が漢字として認識しやすいからだ(“那”という漢字は判らずとも、少なくとも“波”はすぐにイメージできるだろう)。しかし友人は、特にどこにもアクセントを置かない(平板型という)と主張していた。何を根拠にそう思うのかと聞くと、オフィシャルでそういう発音をしているからだ、という。…オフィシャルなら何でも正しいのか? つまり彼個人としては特に何も考えてはいないのだろう。まあ、別にそれはそれで構わない。所詮、ゲームキャラの名前だし。


 しかし“ナナミ”を平板型で読むと、どうしても“七実”や“奈々美”などに聞こえてしまうと思う。要するに“ナナ”と“ミ”に分解されてしまうのである。“那波”という漢字を意識した場合、平板型で読むと、どうにも座りが悪いと思うのは風鈴製作者だけだろうか(この手の議論は他にもたくさんある)。