風鈴製作者 空、その底辺でボソリ…(4年目その1)

『何のために作るのか。それが問題だ』


 タイトル含め、スッキリさせました。(挨拶)


 すっかり春めいて暖かい。綺麗に晴れ渡り、満開の桜が光に映えていた。
 JR東日本が山手線のホームに可動式の柵を設置する計画を発表した。記事はコチラ
 地下鉄のいくつかの路線でホームドア(柵タイプもある)が設置してあるのを見て、以前からJR線にもあった方が良いなと思ってはいたが、実際には通勤ラッシュ時の混雑やホームの幅拡張が不可能なことから実行はされないだろうと判断していたので、少し驚いた。“ドア”ではなく“柵”とはいえ、まさしく英断と言えるだろう。
 おそらくターミナル駅になっている東京・上野・池袋・新宿・品川などは充分に検証された後で設置するだろうからかなり最後の方に回されるだろうから、最初はあまり混雑が激しくならない駅(鶯谷・田町・五反田・目白辺り)と検証用にある程度は混むことがある駅(巣鴨・渋谷・浜松町など)の設置になると思う。それにしてもいきなり山手線というのが、なかなかにチャレンジャーだ。確かに将来的には全線に設置することになるのだろうから、今の内に最難関の一角に手をつけてしまえ、という考えなのかもしれない。


 実際、ただ柵を設けたからといって事故がまったく無くなるかというとそうではないだろうが、しかしイタズラや落とした物を拾おうとするといった理由での侵入に対してはかなりのプレッシャーとなるだろう。しかし本気の自殺をただの柵で防ぐのは難しい。私見だが、柵を乗り越えようとするとアラームが鳴るくらいでないと、何の躊躇いも無く飛び込むだろう。